上の空の君

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どこか満たされず心がざわつく
理由もちゃんと分かってるんだ


「不安だったら何度でも聞いて」
「何度だって答えるよ、君が好き」


そぅ、キラキラしながら
私に言った


だけど、やっぱり
聞いたら淋しくなって
動けなくなる
叫びたくなる
壊れそうになる


あなたの心が今は
ここにない
私以外の何かに心奪われて
上の空


だったら
初めから
好きだなんて言わないで


言わされた「好き」なんて
なんの価値もない


全部分かってるんだ
小さな心の変化も
口数が減ってるのも


そして
こんな気持ちは
初めてじゃないって事も